自分らしくって何だろう?

1、自分らしく生きるとは?

まず「自分らしく生きる」とはどういうことか考えてみましょう。

自分らしさ

(1)自分らしさとは何か

自分らしさとは、自分の信念や価値観を大切にして、周りに流されたり無理することなく自然体で言動が行えている状態を指します。

つまり自分らしく生きるとは、他人の評価を気にせず、自分の気持ちに正直になって楽しいと思うことや、やりたいことを自ら取捨選択していくことを意味します。そのため、自分らしさを実現できると、ストレスなく納得した生き方ができるようになるのです。

多くの選択肢がある現代では、他人の意見に耳を傾け「本当にこれで良かったのか」と不安や後悔がつきまとうこともあるでしょう。そんな中でも、後悔せずに自信で溢れる人生を歩むために、自分だけの判断軸を持って自分らしく生きることが重要な一歩なのです。

(2)自分らしく生きることのメリット

自分らしく生きるメリットをご紹介します。

①自分のことを理解してくれる人と繋がれる
自分の思うままに、心からやりたいことを実現していく中では自分と似ている「自分らしさ」を持っている人と出会っていくでしょう。自分を理解してくれる大事な人と繋がり、そうでない人は去っていきます。そのため、一人一人と深い関係性を築いていける可能性が高くなります。

②ストレスが溜まりにくい
強制されて行うのではなく、自分の意思を尊重して行動しているのでストレスや不満が溜まりにくいです。また周囲の目や評価に動じることがないため、ストレスを感じづらくなります。

③自分に自信を持てるようになる
自分の軸を持ち、やりたいと思うことに向かって動けると自信を持てるようになります。また自分らしく生きることにより、やるべきことが明確になるため、日々が充実し、自然と自分の自信に繋がります。

④生きる目的が明確になる
自分らしく過ごしていると、自分の生き方がはっきりとしていきます。次の挑戦に向けて行動したり、大切な仲間が増え、生きがいや生きる目的が明確になります。

⑤心に余裕ができる
自分の選択に自信を持って力強く人生を歩めれば、幸福度も上がり、心に余裕が生まれます。心に余裕が生まれることで、さらに自分らしい選択ができるようになり、人として成長するきっかけにもなるでしょう。

2、自分らしく生きている人の特徴4選

自分らしく生きている人の素敵な特徴を4つご紹介します。

(1)自分のやりたいことが明確

自分らしく生きる人は、自分の好きなことや価値観など、自分自身をよく理解しています。
だからこそ、自分が楽しいと思う方向へ行動し、正直に生きることができるのです。その状態こそが、自分らしい生き方と言えます。また仕事はもちろんのこと、プライベートはもっと充実しています。そのため日々感じる後悔も少なく、満足感の高い日常を過ごしています。

(2)自身の判断基準を持っている

自分らしく生きる人は、首尾一貫した判断基準や意見を持ち、目的を果たすための最善手を打ちます。だからこそ、流行や常識に流さずに自分らしく生きることができるのです。

(3)自己肯定感が高い

自分らしく生きる人は、自分の強みや弱みも含めたありのままの自分を認めています。そのため、自己肯定感が高く失敗した自分も受け入れることができます。だからこそ自分の行動に肯定的で、物事をポジティブに捉えることができるのも特徴です。

(4)他人に嫉妬することなく尊重できる

自分らしく生きる人は、他人と自分は違う存在だと割り切り、相手の良いところに目を向け、尊重できます。そして素直に他人に頼ることができるのです。不得意なことはあえて他人の力を借りて、得意なことに集中し自分らしく生きています。

3、自分らしく生きるコツ7選

今からすぐできる自分らしくあるための具体的な方法7つをご紹介します。

(1)自分で自分を大切にする

自分らしく生きるために、まずは自分で自分を大切にすることが何よりも大切です。
自分自身の価値観や意見を尊重して、自信を持って行動することが何よりも「自分らしい自分」だからです。

自分らしく生きるために最も重要なことは、自分の気持ちを優先すること。
他人の評価を気にして自分の意見を押し殺してしまってはいけません。
自分の気持ちを無視せず、しっかり向き合いましょう。

では、自分で自分を大切にするためにできることとは一体何でしょうか。

①自分を理解する

自分を大切にすることは「自分を認めること」でもあります。
だからこそ、まずは自分の特性を理解することが重要です。そして自分の在り方、考え方などありのままの姿を自分自身が受け入れ、認めてあげてください。

自分を理解するときは、「ジョハリの窓」に当てはめて考えてみるといいかもしれません。

ジョハリの窓とは、自分と他人の認識のズレを理解するためのフレームワークです。
つまり、本当の自分を見つけることができる自己分析方法とも言えます。

②自分の意見・信念を持つ

自分を大切にするためには、自分の意見や信念を持ち、自分らしく生きていくためのベースを整えることが重要です。そして万が一人とぶつかってもできる限り自分の信念を曲げないことが大切です。常識や固定概念にとらわれずに、誰の考えでもない自分の意見を尊重してあげてください。

③他人の目を気にせず、自分の気持ちに正直になる

自分に嘘をつかずに、気持ちに正直になりましょう。笑いたい時は笑って、思いっきり泣きたい時は泣いて、自分を抑えずに素直になることが大切です。他人の目を気にしては、自分らしさを見失ってしまいます。

(2)自己肯定感を高める

自分らしく生きるために、自分の弱さやコンプレックスも個性として認め、自己肯定感を高めていくことが大切です。どんな自分も受け入れることで、他人の目を気にせず自信を持って自分らしく行動できるようになります。自己肯定感を高めていくためにも、自分をよく褒めてあげてみてください。自分を大切にすることにも繋がります。

(3)素直に人の助けも借りる

自分らしく生きるために、他人に嫉妬することなく素直に他人に頼ることも大切です。不得意なことや苦手なことは人の助けを借り、好きなこと、得意なことを通して自分らしさを高めていきましょう。不得意分野をカバーし合える仲間とお互いに高め合いながら過ごしていきましょう。

(4)自分らしくいられる環境を知り、選ぶ

自分らしく生きるために、環境を変えてみるのも一つの手です。自分らしく素直でいられる環境を知り、取捨選択することで、より一層自分らしい自分として生きることができます。
そういった意味では、新しいコミュニティに参加し、人生を広げるために多くの人と出会いコミュニケーションを交わすこともおすすめです。

(5)一人旅をする

一人旅をすることは、自分らしく生きることに繋がっていきます。自分の考えを持ち、自分らしく過ごしていくための第一歩目になるからです。一人旅では、自分だけの意志で場所や行動を選択していきます。そのため、一人で時間を過ごしていくうちに、自分の好きなことや本当にやりたかったことに向き合ったり、発見できるきっかけになるでしょう。一人旅をすることは、自分の考えや判断基準を見つめ直す良い機会になります。日常から少し離れることで、自分だけのことを考える時間を作ってみましょう。

(6)夢や理想を明確化する

自分らしく生きるためには、自分の夢や理想を具体的に描くことが大切です。1年後、3年後、10年後にはそれぞれどんな自分でいたいか、想像してみてください。そうすれば、夢を叶えるために「今何をすべきなのか」が明確になります。夢や理想の実現に向かって今できることを行動に移している姿は、まさにあなたにとっての「自分らしい姿」なのではないでしょうか。また夢や理想が明確になっていると、自分の判断基準や軸が生まれ、ブレない生き方が実現できるようになります。

(7)興味のある新しいことに挑戦する

新しいことに挑戦することは、趣味や交流の幅を広げ、自分らしさや新たな生きがいを発見できるきっかけになります。そして自分の視野や可能性が広がり、より生き生きとした未来を描けるようになるのです。自分の想像を超えるようなワクワクした人生を送っていくために、幅広く経験を増やしていくことを目指しましょう。「やらない後悔」と「やったことによる後悔」では、後者の後悔の方が圧倒的に自分にとって小さいものとなります。一度きりの人生、後悔しないためにもまずは行動に移してみましょう。失敗を恐れずに、興味があることに積極的に取り組むことで、自分らしい生き方に近づくことができます。

4、自分らしく生きるためにやめるべきこと6選

自分らしくあるために今すぐやめるべき6つのことをご紹介します。

 

(1)常識や他人の評価を気にする

常識や周囲の反応など、周りを気にして行動していると自分らしさが消えてしまいます。
自分らしく生きるためには、「〇〇であるべき」という常識や固定概念にとらわれずに、自分の自由な発想を大切にしましょう。世間体や他人の意見に振り回されずに、自分の気持ちを一番大切にしてあげてください。

(2)他人と自分を比較する

自分らしい人生を送るために一番やめるべきことは、他人と自分を比較することです。自分の不甲斐なさに落ち込んだり、無意識のうちに妬心が行動に出てしまうこともあります。しかし、他人に羨ましいと思う部分があっても、あなたにしかない素敵な部分も必ずあります。どうしても他人と比較してしまうのであれば、過去の「自分」と比較してみてください。成長できたことに目を向け、ポジティブな気持ちになれると、心にも余裕が生まれます。

(3)自分を否定する

自分らしく生きるために、自分で自分を否定するのはやめましょう。自分の弱みやコンプレックスは個性として認め、強みや得意を生かす生き方をしていくことが大切です。完璧な人はいません。どうしても苦手な部分は素直に人に頼り、人に頼れた自分を褒めてあげてください。自分を追い詰めすぎないでください。

(4)失敗を過度に恐れる

過度に失敗を恐れてしまうと、自分らしさや自分の可能性を閉ざしてしまうことに繋がります。「失敗も一つの経験」と捉え、新しいことにチャレンジする心掛けを大切にしましょう。自分らしく生きるためにも、フットワークを軽くしてみてください。

(5)皆んなから愛されようとする

自分らしく生きたいのであれば、皆んなから愛されようとするのはやめた方が良いです。自分らしく生きるということは、時に批判の対象になることもあるからです。全員から愛されようとして個性を消すのではなく、自分らしさを認めて応援してくれる人を大切にしましょう。その方がきっと幸せな生き方に繋がります。

(6)完璧主義

自分の納得よりも、他人から認められたいという気持ちや評価を優先してしまっている人は、気を張り詰めすぎず、少し気楽になりましょう。何事も完璧に行いたいという心がけはとても素敵ですが、やはり他人軸が先行してしまうと、自分らしさは失われてしまいます。自分が良いと思えれば、それでいいのです。自分らしく生きるためにも、他人の目を気にせずに自分軸で過ごしていきましょう。

5、自分らしく生きる上での注意点

自分のためにも、自分らしく生きていくことを模索し続け、ありのままの姿を反映して後悔のない日々を過ごしてほしいです。

しかし、自分らしく生きることにも一つだけ注意点があります。

それは「自分らしさ」にこだわりすぎることです。自分らしさが確率していくと「自分ってこういう人」という一つの固定概念が自身の中で生まれます。それは自身の魅力であり、大切に秘めておくべきものです。ですが、自分らしさに執着しすぎると「自分は○○と思われているから○○できない」というこだわりが生まれ、それ以外の自分の登場を許さなくなってしまいます。相手の期待に応える気持ちも大事ですが、自分らしさに縛られすぎないように心掛けてみてください。自分の人生は、自分が一番幸せにできることを忘れないでいてください。

自分らしく生きて清らかに過ごそう
自分らしさについて悩めるということは、自分に目が向けられている証拠です!
これからも自分の気持ちに正直になり、様々な経験を積み重ね「自分らしさ」を見つけてみてください。自分らしく生きることで、日々の後悔が減り、人生がより一層豊かになります。周りに合わせることも生活していく上で必要なことではありますが、私たちは何歳からでも変化できて、ありのままの自分を表現して良いことを改めて覚えておきましょう。

 

引用:【自分らしく生きるとは】人生を100倍楽しむ7つのコツと6つのやめるべきこと!自分らしい人の特徴も

https://saru.co.jp/prime/beyourself/

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