アロマで心を癒そう
アロマで心を癒そう
日々の生活や仕事、人間関係でストレスを感じていませんか?
そんなストレスを和らげるためにアロマを取り入れてみませんか?
アロマセラピーとは
アロマセラピーは、日本語では「芳香療法」と訳されます。アロマセラピーとは植物の香りを用いて心身の健康を促す療法のことで、中でも特に、エッセンシャルオイルを用いる療法のことを指すのが一般的です。
アロマセラピーの普及・調査・研究に努める「公益社団法人日本アロマ環境協会」では、アロマセラピーを「植物から抽出した香り成分である『精油(エッセンシャルオイル)』を使って、美と健康に役立てていく自然療法」と定義しています。
アロマがストレスに与える効果や、精油の選び方を紹介します。
・脳のα波を増やしてくれる香りがストレスを軽減!
世の中にに存在するさまざまな種類の香りが、私たちをリラックスさせてくれるかどうかは、脳波の状態を測定することで確認することができます。
脳がゆっくりと働いている状態は、私たちにとってストレスが少ない状態です。この状態の脳波を分析すると、α波がよく出ていることが分かっています。つまりα波を増やしてくれる香りを嗅ぐ=脳・心・体がリラックスしているということです。
・心地よい香りでストレスや疲れを癒してくれるアロマ
アロマの香りを嗅ぐと、芳香成分が鼻の粘膜から脳に伝わって自律神経を刺激し、それが私たちの心や身体に快・不快の感情を与えるといわれています。
アロマの心地よい香りを嗅ぐと、心が落ち着いてリラックスできるのです。
主な効果は次のようなものがあります。
- 昂ぶった神経が静まり、リラックスできる
- 消化が促進され、食欲が湧く
- 免疫の働きが強まり、活性化される
- 睡眠の質がよくなる
- ホルモンバランスが整う
- 健康で美しい肌を保てる
- 肩こりが緩和される
- 認知症予防効果が見込める
ご覧の通り、アロマは、精神面・身体面の両方に効果があります。また、現在起きているトラブルを解決するだけでなく、将来のトラブル予防として使うこともできます。アロマには、非常に幅広い効果があるのです。
目的や好みに合わせてアロマを選ぼう
目的で選ぶ方法
その日の気持ちに合わせて香りを選んでみよう。
・イライラした気分を鎮めたいとき⇨柑橘・樹木・フローラル系など
・忙しすぎる毎日の中、心をゆっくりさせる時間がほしい⇨オリエンタル系・ハーブ系など
・落ち込んでいる気持ちを盛り上げたい⇨フローラル系など
・もやもやした気分をすっきりさせたい⇨柑橘・ハーブ系など
・やる気が出ない、無気力になっている⇨柑橘・ハーブ系
香りで選ぶ方法
香りの特徴を知って、好きな香りをセレクトしよう。
1.フローラル系⇨ゼラニウム、ローズ、ジャスミン、ラベンダーなど
花から抽出したオイル。長持ちする香りが多く、幅広いシーンに活用できます。優しい香りの中でリラックスしたいときに使うのがおすすめです。
2.柑橘系⇨グレープフルーツ、オレンジ、レモン、ベルガモットなど
柑橘系の果皮から抽出したオイル。親しみのある香りが多く、初心者にも使いやすいです。明るく前向きな気持ちになりたいときに用いるとよいでしょう。
3.スパイス系⇨ブラックペッパー、シナモン、クローブなど
スパイスから抽出したオイルです。ピリッとシャープな気分になりたいときに用いるとよいでしょう。
4.オリエンタル系⇨パチュリ、イランイラン、サンダルウッドなど
エキゾチックな香りを持つオイルです。香りの力を借りてムードを高めたいときにおすすめです。 【オリエンタル系】
5.樹木系⇨シダーウッド、ヒノキ、サイプレスなど
樹木の皮や葉、小枝から抽出したオイル。森林浴をしているときのような、フレッシュなリラックス感を得たいときに使ってみてください。
6.ハーブ系⇨フェンネル、バジル、ローズマリー、セージ、タイムなど
ハーブの花や葉から抽出したオイル。清涼感があるので、眠気を抑えたいときや、すっきりリフレッシュしたいときにおすすめです。
7.樹脂系⇨ミルラ、フランキンセンス、ベンゾインなど
木の樹脂から抽出したオイルです。重厚感があり、長持ちするものが多いので、気持ちを落ち着けたいときにぴったりです。
最近は、なかなか外食もできず、遊びにいけず、ストレスの発散ができないと思います。お家時間も増えている今だからこそ、アロマを取り入れて気持ちをリラックスさせてみてはいかかがでしょうか。
お部屋に香りを広げたり、お風呂にオイルを垂らしたりと、アロマを簡単に取り組む方法は複数あります。また、植物由来のオイルであるエッセンシャルオイルには、たくさんの種類があります。そのときの気分や体調にあった方法と香りを選んで、毎日の健康な生活に役立てていきましょう。