舌回し体操で小顔に

2023年7月17日

舌回し体操で小顔に

最近、話題になっている舌回し体操。SNSでも拡散されているのですでにご存じの方も多いかもしれません。舌回し体操とはその名のとおり、円を描くように舌を動かすだけの体操なのです。口内環境が改善されるだけでなく、美容効果も期待できるため、女性の間で話題となっています。特別な器具は一切不要! 今すぐできる簡単エクササイズにチャレンジしてみませんか?

舌回し体操で小顔に

<<舌回し体操とは?>>

 

「舌回し体操」とは、日本歯科大学の小出馨先生によって開発されたエクササイズです。「ベロ回し運動」や「ベロ回しエクササイズ」とも呼ばれ、テレビ番組や雑誌、ニュースサイトなど、さまざまなメディアで取り上げられています。フェイ スブックやツイッターなどのSNSでも話題となっているため、すでにご存じの人も多いかもしれません。

舌回し体操で小顔に 

舌回し体操の動画について詳しく知りたい方はこちら

宝田式舌回しエクササイズ(YouTube)

 

 

舌回し体操は、円を描くように舌をグルグルと回すだけでOK。基礎的なトレーニングとしては、以下のようなものがあります。

口を閉じた状態で、歯の表面に舌をあてる

そのまま歯の表面をなぞるように右回りに20回まわす

左回りに20回まわす

 

これを1セットとして、一日3セットが目安です。たったこれだけで口内環境が改善されるだけでなく、アンチエイジングなどの美容効果も期待できるというのですから驚きですね。しかし、なぜ舌なのでしょうか?ご存じのように「舌」は、食事、会話、呼吸など、日常生活のほとんどの場面に関わっている重要な器官です。健康的な生活を送ってい れば適度に鍛えられるはずなのですが、例えばダイエットなどで食事を抜いたり、一人でいることが多くてあまり会話をしなかったりすると、どんどん機能が弱ってしまいます。「すぐに口が乾いてしまう」「うまく舌が回らない」「いびきがうるさい」などの症状がある方は、もしかしたら舌の筋肉が衰えているのかもしれません。そこで効果的に舌を鍛える方法として開発されたのが「舌回し体操」です。特別な器具などは必要なく、いつでも気軽に始めることができます。しかもタダというのも魅力的ですね。騙されたと思ってぜひ一度チャレンジしてみてください。

 

<<舌回し体操の効果>>

 

舌回し体操は、具体的に以下のような効果があると言われています。

【虫歯・口臭の予防】

舌回しをすると唾液腺が刺激され、虫歯やニオイの原因となる菌を殺菌する「唾液」がたくさん出るようになります。口がすぐ乾いてしまう方や、唾液がネバネバする方は唾液腺が衰えているかもしれません。口内環境を清潔に保つためにもおすすめです。

 

【歯並びの改善】

歯は、頬の力(口の外側から内側への力)と、舌の力(口の内側から外側への力)が釣り合った位置にあります。舌の筋肉が衰えると、歯は頬に押されて内側へ押し出されてしまうのですが、舌回し体操によって舌を鍛えることで正常な位置に戻すことができます。

 

【小顔になる】

舌を動かすと、頬やくちびる、首、あご、こめかみなど、広範囲の筋肉を同時に鍛えることが できます。これによって顔のラインがシュッと引き締まります。小顔マッサージと同時に、舌回し体操で内側からもアプローチしてみてはいかがでしょうか。

 

【二重あごの改善】

舌やその周辺の筋肉が鍛えられることで、あごのたるみが引き締まって、二重あごが改善されます。また首周りの血流が良くなり、むくみも解消されます。

 

【しわ・シミの予防】

顔周辺の血流が良くなることで、肌のターンオーバー(細胞の生まれ変わり)が正常になります。しわ・シミが気になる方におすすめです。

 

【ほうれい線が目立たなくなる】

見た目年齢を大きく左右する「ほうれい線」。舌回し体操によって頬がリフトアップされるので、ほうれい線が目立たなくなります 。

 

【いびきの改善】

いびきは、睡眠中に舌根(舌の付け根)が喉の後ろ側の壁と接触して、気道が狭まってしまうことが原因の一つとなっています。舌回し体操をすると舌根が落ちにくくなるため、いびきの症状が軽くなります。

 

【滑舌が良くなる】

舌は発声と深く関係している器官です。舌回し体操によって舌周辺の筋肉を鍛えることで、滑舌が良くなります。例えば英語や中国語のように、舌の動きが重要な言語を話す際は、特に役立ちます。

 

 

舌回し体操には、他にも様々なメリットがあります。テレビを見ているときや、お風呂に入っているときなど、何かをしながらできるのもポイントです。効果が出るまでには個人差がありますが、1カ月以上経つと変化 が出てくる方が多いようです。

 

<<舌回し体操の注意点>>

 

このトレーニングを実際にやってみると分かりますが、舌を回すのは結構筋肉を使います。慣れないうちは頬やあごなど、広範囲の筋肉が痛くなると思います。20回は難しい場合、最初は5回、次に10回というように、少しずつ増やしてみてはどうでしょうか。一番大切なのは「無理をしない」ことです。万が一、顔などに違和感を覚えたり、気分や体調などが悪くなったりした場合はすぐに中止してください。また舌周辺にキズ・疾患がある方や、顎関節症の方は症状が悪化してしまう可能性があるので、舌回しを控えたほうがいいかもしれません。何事もやりすぎはダメです。健康と美容を維持するためにも、毎日無理のない 範囲に留めましょう。

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